子供の発達障害。プロフェッショナルの考え
こんにちはnpapa です。
かなり寒くなりましたね〜。
みなさんどうお過ごしでしょうか?
さて、今回は表題の件
発達障害のある子供がいて、その親が悪いから子供がそうなったんではないよ。という話です。
一昔前に比べ『発達障害』という言葉もだいぶ聞かれるようになったとはいえ、当事者や関係者でない限り、そこを詳しく調べようとか理解してあげたい!とかそういう気持ちで学びを深めたりなんて事はほぼないと思います。
これまで原因がわからなかったので、
・親のしつけがなってない
・愛情が足りない
・生活している環境のせいだ
などなど、親にとって責められるような意見が世の中に多数存在していたものと思いますが
現在は研究がすすみ
『発達障害は生まれつきの障害で、脳の機能になんらかの不具合があるために不適応な状態が起こる』
という事が明らかになっています。
そうです、悩みのある親御さん
僕も悩みましたが、、、
僕ら悪くないんです‼︎
親の育て方がどうの、愛情がどうの、性格の問題がどうの
全く無関係ですからね。
理解のない人の言うこと、気にしないでください!
発達障害かどうかの判断は、
「社会生活を送る上で問題が
生じているかどうか」
が基準となるので、傾向があってもそれなりに適応していれば、みなされないことがある。
↑要するに曖昧な部分や、自分や家族が気づかずに生活しているパターンもおおいにあるということですね。グレーゾーン
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《どこまでを障害とみなし、どこからは普通とみなすのか》
精神科医で発達障害の日本屈指のスペシャリスト、本田秀夫先生もこのテーマを30年ずっと考えている。とプロフェッショナル仕事の流儀の中で語っています。
『どういったタイプの人たちが、世の中の多数を占めているかによって有利・不利が決まる部分があり、障害の種類によって平均的な人よりも偏りがあるという事』
『本人は悪気もないし、時代や(生まれた)場所によっては普通に生活できたかもしれない人たちが、ある社会の中だとはじかれてしまうようなことがある。今はそういう時代なのでしょうね』と語っています。
そして、ご本人にも発達障害の傾向があることも話しており
発達障害を広く知ってもらい、奇異な目でみる敷居を少しさげてもらえるといいな。
自分の中にもある特徴がちょっと強い人がいるんだよ。というくらいに思ってもらえるといいかな。と、、、
そして治療で心がけていることでは
・長いスパンで考え全てのことをプラスに考える
劇的に上向きになるということはなくても、
そこにポジティブな芽を見いだす事は可能。
すぐに結果がでなくても着実にプラスになると思えることをする。
・子供の特徴を必死で探す。(信頼を得る)
どんな問いかけにどう反応するのか?興味のツボを探す。→自分の考えを話してくれることを促す。
ということを意識されているそうです。
やはり信頼なくして、心に寄り添う事はできないんですね。
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本当に励みにもなり、なるほど!そういう考えもあるのね。と
そして、画面越しでも顔から滲み出る人の良さ。
こういった人からアドバイスをもらえたらと、きっと皆さんも思ってしまうような魅力のある人ですね。
◉ぜひお悩みの方は検索してみるのも一つの手かもしれませんね。
本田先生も言っていた、
・長いスパンでみること
・個人の尊重、個性ととらえる優しい目
それを踏まえたサポートを自分の子供に。
そして他の子にも。。
そうやって発達障害への理解が深まり、はじくだけの人が減り、理解しようとする人の割合が増えれば、本来もっている個人の魅力も伝わりやすくなり、人間関係も必然的に良くなるのかな。なんて考えています。
最後に本田先生のプロフェッショナルとはを載せて終わりにします。
プロフェッショナルとは
とにかくそれをずっと考えて続けている人。
飯を食っているときも、遊んでいるときも
何かの拍子に仕事に使えるかもしれない、
ヒントになるかもしれないと結びつけて考えられる人。